近所の書店で、目立つ場所に展示されていたこの本。小3の娘を持つ私は「本当にさせたい勉強って何?なに??」と思わず手に取ってしまいました。
最初の3年間だから、小3ならギリギリ間に合うし!!
すぐに家で読み始めましたが、とーっても読みやすく、あっという間に読めてしまいました。目次も非常に分かりやすいので、目次だけでも一読の価値ありです(^^)
簡潔に説明すると、小学校最初の3年間は「好きなことに熱中する」ことを最優先にすべき。遊びを充実させて、家庭学習は最低限。ただ、読書だけはたっぷりとさせてあげよう。という内容です。
読んだ感想
私が考えていた子育ての考えを肯定してくれる、後押ししてくれる本でした。
・小1~3は「長い放課後」を埋めようと習い事をさせるのではなくよく遊び少し学べ
・ただ1つたっぷりさせたいことは読書。小3までに「本っておもしろい」と目覚められたら最高!
・難問や先取りは勉強嫌いになるだけ
「うんうん」って頷きながら読みました(^^)
ただ、習い事だったり、難問や先取りを解くことにハマって「楽しい!」っていう子もいると思いますが。うちの子は、そうではないなぁ(^-^;
元々私は、勉強面に関してこんな方針を持っていました。
・小さいうちはゆとりを与えたい。
・本やマンガには熱中して欲しい。
ゆとりって本当に大切で、大人でも忙しすぎるとこなすことに精一杯で、自分で何か新しく活動したいという意欲が生まれない。子どもが「暇だよー。何しよー」って言ったら、私は「よっしゃー」って思います(^^)
何かをやり始めても、制限時間が少ないと、あれこれ想像したり試行錯誤したりできないですよね。宿題なんてさっさとやっちゃって、好きなことにたくさん時間を使って欲しい。そう思っています。
本は確かに国語力が付きますよね!この本でもたっぷり説明してくれています。私はマンガもたーっくさん読んだらいいって思っています。
本やマンガを通して世界や価値観を広げられることが大きいですよね。ノンフィクションじゃなくても、それらには自分の行ったことがない場所や知識がたくさん詰め込まれていて、自然に吸収できます。
それが後々の知的好奇心だったり幅広い会話を楽しめる礎になると思っています。
要は、人生を楽しめる子になって欲しい(*^^*)
都会で「遊びを充実させる」のは大変?!親のかかわりが不可欠。
この本では「遊び」の充実のために様々な実例が紹介されていて、例えば「川で魚をとる」だとか「大きな木に登る」「木の切れ端で遊ぶ」「虫の採集」なんかが出てきます。
子どもだけで行ける距離に、こういうことを出来る場所、無いなぁ・・・と思ってしまいます。
最近、近所の公園が2つ潰れてしまい、公園ですら一人で行かせるには結構な距離があったりして。
他にも、「雨の日こそお出かけ」「休日に近所の公園で朝ご飯」「ベランダに巣箱を置く」とか、子どものときなら「あらステキ♡」と思うでしょうが、母親になると「準備と後片付けがべらぼうに大変じゃん」とマイナスな気持ちがついつい出てきてしまう(^-^;
でも、そこを頑張るのが親の役割なんでしょうね。
比較的危険な国に赴任したお友達のFacebookなんかを見ていても、それを理由に家に閉じこもっているわけではなく、親が見守りながら、その国で色々な体験をしているのを見ると、羨ましく思います。
「期間限定だから、頑張っているのかなぁ」なんて思っていたのですが、よく考えたら子どもたちが小さいのだって期間限定なんですよね。
本の中でも、著者が最近は親が毎日忙しいので親子で楽しく遊ぶという機会があまりなく、遊びのレパートリーが少なくなっているのかもしれない、と書いています。
まだまだ親が関わりながら遊びの幅を広げてあげよう、頑張ろう!と改めて思いました。
おススメ本の紹介
この本の中では、絵本、児童書、説明文の本、とジャンルに分けておススメ本が紹介されています。今まで3人育てて人並みに読み聞かせてきたつもりですが、読んだことがある本はなんと1冊だけでした!
日本には、本当にたくさんの子供向け本があるのですね!さっそく1冊ずつ読んだり紹介したりしていけたらと思います。
子どもたち、お気に入りの本に出会えるといいなぁ(*^^*)