まめ(よく)に働き、まめ(健康)に暮らせるようにとの願いがこめられている黒豆。
関東風は「しわが寄るまで長生き」としわを寄せて煮るらしいのですが、おばあちゃんから教わった我が家の黒豆は、ツヤツヤでふっくらするよう煮込みます。
【目次】
材料
黒豆(乾)…250g
☆水…1400cc
☆砂糖…200g(左記の分量だと甘さ控えめ。250g~300g入れるとまぁまぁ甘い)
☆しょうゆ…25cc
☆塩…少々
※お重に2回詰めても大量に余る量です。1月2日親戚が集まるので、その時親戚にお渡しし、さらに家族5人で食べても1月4日まで十分残ります。
↑おせちの黒豆は商店街のお豆屋さんで買っています。
今年は丹波の黒大豆を購入しました。これで250gです。
作り方
1)黒豆を水で優しく洗う
プラスチックのザルに黒豆を出して優しく優しく短い時間で水洗いします。一昨年、金ザルに出して洗ったところ、黒豆が大量に割れてしまいました(;_;)
2)大きな鍋に☆を入れて混ぜ合わせる
お砂糖が溶けるまでしっかり混ぜ合わせておきます。
3)黒豆を入れて一昼夜そのまま置いておく
短くても一晩はそのまま置いておくこと。もとの豆の大きさの2倍程度に膨らみます。
↑調味液につけたばかりの黒豆
↑調味液に一昼夜つけた黒豆
4)3を強火にかけ、沸騰したらアクを取る
白い泡のようなアクが大量に浮いてくるので、網じゃくしで優しく丁寧に取ります。
5)空気穴を1箇所あけた紙ぶたをして、表面がほんの少し沸騰を保つ程度の弱火で煮る
紙ぶたは、最近はクッキングシートを鍋の形に切って作っています。
5)豆に煮汁が被っていることを確認しながらじっくり煮込む。
豆が煮汁から出てきたら、水を足します。そのとき、一気に足すと豆が割れる原因にもなるので、何カ所かの鍋肌からゆっくり水を足します。
レシピによっては5~6時間煮ると書いてあるし、一昼夜煮ると書いてあるものもあります。
要は柔らかくなるまで煮込むと言うこと。前回は7時間くらい煮込んで柔らかくなりましたが、今回は、何度も火を止めトータル15時間くるい煮込んでやっと柔らかくなりました(^^;)
考えられる理由としては、火が例年より弱かったことが挙げられます。豆の種類も影響しているかもしれません。
※料理途中のお砂糖の足し方
甘さが足りないと思ったとき、そのまま鍋にお砂糖を足すのはNG。お豆が固くなってしまうそうです。砂糖を足したいときは、一度お豆を全部ボールに移して鍋を調味料だけの状態にし、そこにお砂糖を足してしっかり混ぜる。そこにお豆を戻して温めなおすそうです。
私はまだ一度もやったことがありませんが…おばあちゃんはそのようにしていたそうです。
6)指で豆を潰し、簡単に潰れたらOK
黒豆を一つ取って冷まし、親指と人差し指でつまんで潰します。すぐに潰れるようになればOK。力が必要だったり、割れ方が固いようなら、もう少し煮込みます。
7)煮汁につけたまま冷ます
そのまま鍋で煮汁につけて味を含ませる。常温まで冷めたら保存容器に移して、豆が空気が触れないようにして冷蔵庫で保存。
早めに煮込んでしまったときはそのまま鍋に入れておき、1日1回煮るとさらに味が含まれます。
盛り付けは、長呂儀を添えて(^^)
黒豆作りのスケジュール
下のようなスケジュールが理想的です。
12月28日夜~ 黒豆を調味液につける
12月29日夕方~ 黒豆を煮込む
このスケジュールなら、煮込むのに時間がかかっても31日の午後にはお重に詰められます。大鍋がずっと黒豆に取られてしまいますが、もう一日前倒しすると余裕を持って煮込めます。
来年に向けて
1)今回、豆が柔らかくなるまで約15時間かかってしまいました(^^;)前半煮込むとき、ほぼ沸騰していない状態だったためと思われるので、次回はほんの少し沸騰している状態を保ってもう少しトータル時間を減らしたいと思います。
2)今回の黒豆は甘さ控え目でした。甘い甘い味付けが好きな家族&親戚なので、次回は黒豆と同じ分量(250g)のお砂糖を入れてみようと思います。
さいごに
黒豆作りは簡単ですが繊細で、おせちの中でも一番時間がかかります。早めに準備して取りかかれるといいですね(^_^)