栗きんとんの「きんとん」は、漢字で「金団」と書きます。財産につながることから、富を得る縁起物とされています。
材料
・なると金時…600g(だいたい2本)
・栗の甘露煮(瓶詰め)…200g(栗9個入り一瓶)
・砂糖…200g
・みりん…大さじ2
・水あめ…大さじ2
・塩…少々
・甘露煮シロップ…大さじ3 ←全部入れた方がトロトロ感出ますね!2020.12.30追記
(瓶詰めの中のシロップ)
・くちなしの実…1個
※お重に2回詰めても少し余る量です。1月2日親戚が集まるので、その時親戚にお土産に渡しています。
作り方
1)なると金時を輪切りにし、皮をむく
なると金時を輪切りにして(1~1.5㎝幅)、皮を厚めにむきます。
2)水にさらす
切ったなると金時はすぐにたっぷりの水にさらします。水が白っぽくなるまで約10分さらして、アク抜きします。
3)くちなしの実を入れてゆでる
なると金時を鍋に入れ、しっかりと水が被るように水を入れます。
そこに、くちなしの実を割ってだし袋に入れたものを加え、柔らかくなるまでゆでます。(約10~15分)
竹串や箸で差して柔らかくなっていたらOK。火を消します。
↑くちなしの実はこんな感じの袋で100円くらいで売られています。年末、小さめのスーパーを2件回って売られていなかったので、大型スーパーまで足を伸ばして買いました。
包丁の柄でたたくと簡単に潰れるので、それをだし袋に入れます。
くちなしの実を入れるとあっという間に色が広がり、鮮やかな黄色いきんとんが作れます。
4)裏ごしする
木のしゃもじを使って手早く裏ごしします。
我が家では湯につけたままの金時いもを移して裏ごししています。時間が経って固くなり、裏ごしが大変になってきたら再び軽く温めます。
5)とろ火でひたすら練る
裏ごししたなると金時を鍋に移し、塩、砂糖、みりん、甘露煮シロップ(分量の半分くらい)を入れます。弱火にかけて、ひたすら練り混ぜます。
水分が減ってきたら、甘露煮シロップ(残りの分量)、水あめを足して練り混ぜます。
※きんとんを練る時間について
おばあちゃんから「とにかく練って練って練り混ぜるのよ。そうしたら、トロトロでツヤツヤになるから」と教わりました。我が家では、とろりとしてツヤが出るまで、だいたい30~40分練っています。
その間に水分が足りないと感じたら、瓶に残っている分量外の甘露煮シロップや水あめを足しながら練っています。
6)栗の甘露煮を入れる
我が家では、栗の甘露煮を半分に切って入れます。(集まった親戚が、栗を一つは食べられるように)その後、軽く混ぜます。
冷めるまでに中の水分が蒸発して多少固くなるので、少し緩めの状態で火を止めます。
栗きんとん作りのスケジュール
12月29日か30日に作るのが理想です。
栗きんとんはあまり日持ちがしません。常温保存(寒い部屋で保存)だと2~4日、冷蔵庫で保存しても5日~1週間程度だそうです。
我が家では、1月2日に親戚が集まっておせち料理をいただきます。また、余った栗きんとんを親戚にお土産で渡します。なので、30日に作って冷蔵保存するようにしています。
子供と一緒に
栗きんとんは、おせちの中で一番子供に手伝ってもらいやすい料理だと思います。
小さな子供でも一緒に出来るのは、
・金時いもの輪切り
・裏ごし
・ひたすら練り込み
子供が食べられる数少ないおせち料理のなかの一つでもあります。味見も一緒にしながら作ると、喜んでお手伝いしてくれます♪
親戚が集まったときにも、「この栗きんとん、私作ったんだよ」「あら~、トロトロで甘くて美味しいねぇ」と親戚に褒めてもらえたり、会話が弾んで母としても嬉しく思います(^_^)