ぶりは、稚魚から成魚になるまで、成長するにつれて名前が変わる「出世魚」。出世を願う縁起物として、おせちに欠かせない料理です。
(ちなみに関東地方では、「ワカシ」→「イナダ」→「ワラサ」→「ブリ」と呼び名が変わります。)
【目次】
材料
・ぶりの切り身…7枚
☆酒…大さじ3
☆醤油…大さじ3
☆みりん…大さじ3
☆砂糖…大さじ3
・ローズマリー…大さじ1弱
※お重に2回少しずつ詰めて、あと1食分残る程度の量です。
作り方
1)ぶりの切り身を3等分する
食べやすいように、ぶりを3等分(大きい場合は4等分)に切ります。切れ目を美しく見せるため、斜めに包丁を入れることを忘れずに。
2)しょうゆとみりんに浸ける
分量外のしょうゆとみりん(だいたい1:1になるように)に浸けておきます。
たまに上下をひっくり返します。
できれば1晩、少なくとも3時間程度は浸けておくと、味が染みて照りが綺麗な照り焼きになります。
3)フライパンで焼く
2のぶりは、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。
その後、少量の油をひいたフライパンで、両面に軽く焼き色が付く程度に焼きます(中火)。
4)タレを絡める
あらかじめ☆を絡めておいたタレを入れます。そして、ローズマリーも全体に振り入れます。たまにタレをスプーンでぶりにかけながら煮詰めます。一度上下をひっくり返します。(弱めの中火)
タレが少なくなり、照りととろみが出てきたら、火を消します。
そのまま冷まし、常温になったら保存容器に移します。
お重詰めまで時間があるときには冷蔵保存。
※ローズマリーについて
ローズマリーはもちろん無くてもOKです。
我が家のおせちでは、子供たちがローズマリーを入れると全く食べなくなってしまうので、「ローズマリー入り」と「ローズマリー無し」に分けて作っています。(ローズマリー無しは、お重とは別の器に入れて出します。)
※グリルで焼く場合
グリルで焼くと、また少し違った香ばしさと照り感が出てきます。我が家でも、グリルで焼いた年もありました。
グリルで焼くときには、アルミホイルを下にひき、上下に焼き色が付いたらタレを絡めていきます。何度も何度も丹念にタレを塗りながら焼くと、とてもきれいな照りが出ます。
スケジュール
ぶりの照り焼きは冷蔵保存すれば4~5日程度持ちますが、おせち料理の中では日持ちがしない方で、味も落ちるので、おせちを食べる前日や前々日がベスト。
12月30~31日に作るのが理想的です。
子供と一緒に
ぶりの照り焼きは、普段でも食卓に上がる一般的な料理です。作り方もシンプルなので、子供と一緒に作るのを楽しめます♪
照り焼きのタレが焦げると一気に香ばしくなってしまうので、火加減とタレを絡める時間だけは気をつけましょう(^^)