今日は、虫好きの息子たちがリピートして読んだ(読んでいる)絵本を紹介します!
うちの息子たちは虫が大好き!特に末っ子4歳は大好きで、虫探しさえしていればただの散歩でも何時間でももちます(^_^;)
子供にとって好きなものに没頭している時間はとても貴重らしいですね。
私は昆虫、そんなに好きじゃありませんが…今は子供達の心を育てている時間だと思って付き合っています。
そんな息子たちは、虫が出てくる絵本も大好き。そんな息子たちが幼稚園入園前~年長さんあたりまで何度も何度も読んでほしいと言ってきた虫の本を紹介します。
- だんまりこおろぎ
- カブトくん
- ぞうきばやしのすもうたいかい
- うんちみたいな虫がいた
- カタツムリにげた
- モグラくんとセミのこくん
- だれだかわかるかい?
- おおむらさきのムーくん
- カマキリくん
- ふしぎな世界を見てみよう!びっくり昆虫大図鑑
- まとめ
だんまりこおろぎ

- 作者: エリックカール,Eric Carle,工藤直子
- 出版社/メーカー: 偕成社
- 発売日: 1997/09/01
- メディア: ボードブック
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作・絵:エリックカール
訳:くどうなおこ
出版社:偕成社
ある晴れた日に、こおろぎのぼうやが生まれます。まだ生まれたばかりで、羽根をこすりますが上手く音が出ません。
色んな虫たちがぼうやを見てあいさつしてくれるので、こおろぎぼうやも羽根をこすって返したいのですが、音が出ません。
そして最後。仲間の女の子を見つけて羽根をこするととうとう…!!
私はこの本、知り合いに借りて読んだのが初めてでした。最後の仕掛けを知らずに読んだので、子供も…そして私もビックリ!!
「すごーい!」と子供と叫んでしまいました。ストーリーと仕掛け、両方に感動して、その後何度も読んでいます。
最初の驚きは親子のいい思い出なので、ここには書かないでおきますね(^^)
カブトくん
作 タダサトシ
出版社 こぐま社
森で大きなカブトムシの幼虫をみつけたこんちゃん。家で育てると、とっても大きなカブトムシになりました。カブトくんという名前をつけて、友達同士のような生活を始めますが、カブトくんは次第に元気がなくなり…最後は生まれた森に帰してあげるというお話。
子供が好きなストーリー展開だからか、毎晩毎晩読みたがっていました(^_^)
また、カブトムシの特徴(力持ち、夜に行動する、樹液が好きなど)が随所にちりばめられているので、カブトムシ初心者親子にとっては知識が増えてためになります♪
ぞうきばやしのすもうたいかい
作 広野多珂子
絵 廣野研一
出版社 福音館書店
雑木林で相撲大会が行われます。カナブン対タマムシ、ダンゴムシ対カマキリ…
勝敗のつき方がユニークで、かつその虫の特徴をとらえているので、感心したり、笑ったり!
最後のクワガタ対カブトムシには大盛り上がり!!
2~3分で読めちゃうので、「また読んで」「また読んで」の繰り返し。幼稚園入園したての頃は一度に3回くらい読んでいた気がします(^_^)
うんちみたいな虫がいた
作 伊藤知紗
出版社 福音館書店
かがくのとも2016年6月号。
小鳥が葉っぱの上にうんちをして飛んでいきました。でも、よく見るとうんちは2つ!そのうちうんちが1つ動き出します!
うんちに見えたのは、実はゾウムシ。
同じようにたくさんうんちに似ている虫がいることを紹介されています。
最後に、たくさんの虫がいる草むらに鳥がやってきます。逃げる虫、隠れる虫…うんちに似た虫はただひたすらじっとしている。そんななか、逃げ遅れた虫が食べられてしまいます。
そんなストーリーから、天敵から身を守る一つのすべ(こちらは糞擬態と言うらしい)を学べます。
息子たち、「うんち」「むし」という言葉に反応していましたが、読み始めるととてもリアルで面白く勉強にもなっちゃいます!
カタツムリにげた
作 三輪一雄
出版社 福音館書店
ある日、カタツムリのでんすけが水槽から逃げてしまい、飼い主の男の子が通った跡を追いかけます。
その跡は、硯の墨のなかを通っていたり、滑り台の一番上で消えていたり、2つになったり、やおやさんのキャベツの上を通っていたり…
最後ハプニングから無事生還したでんすけはまた水槽へ戻るのですが、その夜でんすけに起こったことは…。
でんすけの小旅行を想像するととても楽しい!しかもそこからカタツムリの生態を知ることができます。
身近な生き物に興味を持ち始める子供にピッタリの絵本♪我が家でカタツムリを飼うきっかけにもなった本です(^_^)
モグラくんとセミのこくん
作 ふくざわゆみこ
福音館書店
モグラくんとセミのこくんは、土の中をお散歩中に出会い、一緒に暮らすことになりました。
冬が来て、春が来て、夏が来て、秋が来て…ずっと一緒に土の中で過ごしました。そしてあるとき、セミのこの背中にひびが入って中から少し大きくなったセミのこが出てきます。モグラくんは驚きましたが、セミのこくんは年に一度からを脱ぐこと、そして次にからを脱いだらセミになることを知りました。
そしてある日。セミのこくんが急に動かなくなり…
最後の展開に、読み手の大人も心を動かされます。これもはまるとリピート必須の一冊です(^_^)
だれだかわかるかい?

だれだかわかるかい?―むしのかお (かがくのとも傑作集 どきどきしぜん)
- 作者: 今森光彦
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1995/03/10
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 3回
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文・写真 今森光彦
福音館書店
かがくのとも傑作集。図鑑寄りな、写真の本です。
ページいっぱいに写る正面から見た虫の顔。
とってもリアルで迫力満点です!!
むしのかおと特徴が語られ、「誰だかわかるかい?」と問いかけがあり、最初は親子で考えます。
カミキリムシやセミの複眼、モンシロチョウの毛のフサフサなど、肉眼ではなかなか確認できないような細部まで見られるので、何度見ても新鮮。身近にいる虫を、もう一度実際に観察してみたくなる本です!
おおむらさきのムーくん
作者 タダサトシ
エノキの落ち葉の下で眠っていた、おおむらさきの幼虫ムーくん。春風に飛ばされて遠くへ運ばれてしまいます。
お腹が空いて近くの葉っぱを食べてみるけど「ペッ、ペッ」まずくて食べられません。自分が食べられる葉っぱを求めて探し歩きます。最後には、大好きなエノキの木を見つけて、いーっぱい食べて立派なおおむらさきになります。
この絵本を読むと、おおむらさきの幼虫が何者なのか気になって仕方がなくなります!私は子供の寝かしつけで読んだ後、気になって1人で図鑑を開きました(^_^)
そして、あとがきにタダサトシさんが小学4年生のときのエピソードが載っていて、それがまた心を動かしてくれます。
カマキリくん
作者 タダサトシ
かぶとくんに出てきた「こんちゃん」という男の子が主人公。
草むらでカマキリくんと出会い、うちに連れて帰ります。一緒に遊んでいるうちに元気が無くなってしまうカマキリくん。その日は、バッタがいるケースに入れて寝ます。
次の朝。バッタは食べられてバラバラになっていました!こんちゃんは大泣き。そして、カマキリくんは生きた虫を食べることを知ります。こんちゃんは草むらにカマキリくんをはなしてやりました。
生きた虫を食べる昆虫って、飼うのが難しいですよね。この絵本は、そのことをリアルに教えてくれてくれました。
ふしぎな世界を見てみよう!びっくり昆虫大図鑑
監修者 須田研司
出版社 高橋秀雄
さいごに。
絵本ではないのですが…。親もビックリな昆虫がたくさん載っているこの図鑑。虫好きの子にはたまらない1冊です。
昆虫は『なにこれ』『すごい』『なぜ』『かしこい』『こわい』という5つの特徴に分けて紹介されています。
末っ子が一時期、この本の中の『ジバクアリ』(敵に襲われると体の一部を爆発させて、毒液をまき散らす。自分は死んでしまうが、そのにおいで仲間に危険を知らせる)にハマり、アリを見るたびに「自爆アリじゃない?!」と怖いことを言っていました。
ちなみに、この本に出てくるホソアナアキゾウムシとスカシカギバの幼虫は先ほど紹介した『うんちみたいな虫がいた』にも出てきます。末っ子が4歳のとき、昆虫大図鑑を見て「うんちみたいなむしの本で見た!!」と大興奮。
そうやって繋がると楽しく知識が定着するのかなぁ(^^)
まとめ
今回は、虫好きの息子たちが何度もくり返し読んだ(読んでいる)絵本を紹介しました。
うちの子たちは虫が大好きなので、上で紹介した絵本以外にも虫が登場する絵本をたくさん読みました。でも、好き嫌いがあるみたいで、一度読んだらおしまい、という絵本もたくさんありました。なので、今回紹介した本は息子たちがハマった本だけです。
虫の本を読むと、すぐ「探しに行くー」となり、そうなると母はおっくうだったりしますが、きっと今だけ。できる範囲で付き合ってあげようと思います(^^)