現在、小3・小1・年少組の我が子たち。全員、おっぱいとミルクの混合で育ちました。
正確に言うと、長女は産後~1歳ちょっとまでずっと混合、長男は1ヶ月と1週間混合でその後1歳8ヶ月までほぼおっぱい、次男は3週間目まで混合でその後1歳7か月までほぼおっぱいでした。
混合育児の理由は人それぞれで、おっぱいの量が足りない人、おっぱいにトラブルを抱えている人、哺乳瓶に慣れさせたい人、色々いると思いますが、私はというと、本当に「おっぱいが足りない」派でした。
1人目を産んだときは、強いこだわりがあった訳ではないのですが、本能的に「おっぱいで育てたい」という強い気持ちが出てきて、3か月くらいまではできるだけ完全母乳を目指して頑張りましたが、結局完全母乳には出来なくて、1歳までおっぱいの後ミルクを足していました。
2人目、3人目出産時は「絶対に完全母乳にしたい!」と強い意志を持っていました。なぜなら、おっぱいとミルクの混合はやはり面倒だから(^-^;
混合育児に栄養面のデメリットがあるとは思っていません。
でも、混合育児だと
・お出かけの荷物が増える
・授乳に時間がかかる
・洗い物が増える
というお母さん側のデメリットがあると思います。
2人目以降は赤ちゃんのことばかり構っていられない。だから、できることなら乳だけ出してればいい状態にしたかったのです。
1人目のときには、生活の仕方、ミルクの足し方が分からず、色々な意見や情報に惑わされ、迷走していました。
なので、2人目のときにはその反省を踏まえて過ごし、約1ヶ月で母乳に持っていくことができました。3人目も、2人目の成功体験を元に生活して同様に約1ヶ月で母乳のみになっています。
私が2、3人目について、産後約1ヶ月でほぼ母乳育児に出来た理由は次の3つだと思っています。
産後すぐに桶谷式のおっぱいマッサージを受けた
理由が3つあると言いましたが、正直なところ半分以上はこのお陰だと思っています!
桶谷式の乳房マッサージとの出会いがなかったら、母乳育児は出来ていなかったとさえ思います。
桶谷式の乳房マッサージは、全国展開している桶谷式の母乳育児相談室で受けられます。
だいたい、マンションの一室を借り切っていて、研修を受けて認定を受けた助産師の女性がマッサージをしてくれます。私は里帰り出産や引越しがあったため計3カ所に行ったことがありますが、どこもベッドがあり、待合室があるスタイルで、待合室にはマッサージを受ける前・受けた後のママと赤ちゃんがいるような状況でした。
桶谷式のマッサージの特徴は
・痛くない
・良く出るおっぱいにしてくれる
ことです。ほかにもおっぱいが詰まってしまったときにマッサージしてくれたり、赤ちゃんが上手く吸えていないときの吸わせ方を指導してくれます。
1人目のときは、出産後3週間くらいで桶谷式を知りました。私は里帰り出産をしたのですが、自宅の近くに相談室があるのを知り、産後1ヶ月の時とその1週間後にマッサージを受けました。その後東京の自宅に戻り、近くの相談室に1ヶ月に1回ペースで通いました。マッサージをした後は、子どもがゴクゴク飲んでいて嬉しかったのを覚えています。
ただ、1人目のときはミルクを足さないと目に見えて満足しないし、体重も増えませんでした。結局、1歳になるまで混合育児でした。(1歳になるまで母乳をあげ続けられたことには感謝しています)
出会うのがちょっと遅かったのかな・・と後悔しました。
なので、2人目・3人目のときは、産婦人科から退院したらすぐに母乳育児相談室に予約をし(3人目は入院中ミルクを足す指示を受けた直後にしました!)、産後1ヶ月を迎えるまで週1で通いました。
その結果、順調にミルクの量を減らし、1~1ヶ月半でミルクを足さなくてもOK!になりました。
私はこんな感じで桶谷式マッサージにとーってもお世話になったのでした。
ただ、一つ注意が必要なのは、母乳育児相談室の桶谷式マッサージの「技術」は研修を受けて一定以上のものがあると思われるのですが、先生の「考え方」は一定では無いということ。私はたまたま3つの相談室に通いましたが、授乳間隔に対する考え方、授乳中の食べ物に対する考え方、コミュニケーションの取り方が全然違ったのです。
里帰り中に通った相談室の先生は結構偏りが大きくて、授乳間隔は「2時間半~3時間取らないとおっぱいが疲れてしまう」という考え方。食べ物に関しても「油物NG、パンもスパゲティーもNG、和食で質素に」という徹底した考えでした。
しかし、東京に戻ってきてから通った2つ目の先生は、授乳間隔は「気にしなくていい、欲しがったらあげていいのよ。」という考え方。食べ物は「油物と体を冷やすものはやめた方がいい」という程度。語り口調は優しいおばあちゃんでした。3つ目の先生は、結構若い方で、授乳間隔は「欲しがったらあげる」食べ物にもうるさくない。やりとりはビジネスライクだけど、こちらが聞いたことには答えてくれる、という先生でした。
ネットで検索すると、偏りがある先生だと「体重が全然増えなくてもミルクは絶対に足すなと言われた」とか「先生の私に対する暴言が酷くて母親として自信を無くした」というママの声もありました。
なので、考え方が自分とかけ離れているなぁと思う先生に当たってしまった場合は、技術だけいただいて耳は塞いだ方がいいかもしれません(^-^;
また、近くに桶谷式の母乳育児相談室が無くて通えない場合には、自分でおっぱいマッサージや乳管開通法を試してみると良いと思います。
ホームページで上記を調べるとたくさん出てきますが、下のリンクあたりが簡潔で分かりやすいかな~と思いました。 参考までに(^^)
ミルクを足すときには「少量ずつ」「こまめ」に足した
1人目産婦人科を退院したばかりの頃は、ミルクを足す量が全然分からずに迷走していました。おっぱい後に泣かれたら40ml程度足していたのですが、あまりに泣くのですぐに60ml足してみたり、里帰り先の実母が突然90ml飲ませていたり!「だって、ミルク缶に書いてあるじゃない~」って(^-^;
その後「さっき足しすぎちゃったから、今回は足さないぞー」って思っていても、赤ちゃんの方は「前回はあんなに飲めたのに、今回なんでこれだけ?!」って満足しなかったんじゃないかなぁ(>_<)
まさに迷走です(^-^;
それに、産婦人科を退院したばかりの長女は、ミルクを60ml以上あげるとすごく長い間(2~3時間以上)寝ちゃってました。一日に計200mlくらいあげていたんですが、あげ方が60ml×2、80ml×1と一気に足していました。あまり長い時間寝てしまうとおっぱいをあげる機会を失ってしまいます。
2人目も一日計200ml位あげていたときがあったけど、40ml×5ぐらいずつ、こまめに足していました。あげすぎると寝すぎてしまうことを考えると、「少量ずつ」「こまめに」あげる方が完全母乳を目指す新生児の頃のミルクの足し方としては合っている様です。
2人目以降は迷いなく頻回授乳を行った!
先ほどもちらりと書きましたが、一人目のときには「1回に足すミルクの量が多かった」ことに加えて「おっぱいは1日7~8回、2時間半~3時間おきが良い」という先生に出会ってしまったんですよね。それを1ヶ月過ぎくらいの母乳量を増やして行きたい時期に実行してしまったことも混合育児から抜け出せなかった原因だと思っています。
私のおっぱいには「足りないからもっと出して!」という赤ちゃんからのメッセージが必要だったんじゃないかな。
2人目、3人目のときは、ミルクを足していたときも、母乳だけになってからも、欲しがったら(泣いたら)すぐあげる頻回授乳をしていました。だいたい1日10~12回位。多い日には15回位あげた日も。
それによって、製造能力がそんなに高くない私のおっぱいでも、育ってくれたんじゃないかなぁと思います。
まとめ
1人目は最後まで混合育児だったのに、2人目、3人目は約1ヶ月で母乳育児に出来た大きな理由は次の3点だと思います。
・産後すぐにおっぱいマッサージを行った
・ミルクを「少量ずつ」「こまめに」あげた
・頻回授乳を行った
ただ、自分で努力して出来ること以外にも要因はちょこちょこあると思うんです。
例えば、1人目よりも2、3人目の方が乳管が開通していて母乳が出やすかったという母体の問題。
1人目は弱々しい女の子で、2、3人目は力強い男の子だったという赤ちゃんの問題。
1人目長女は3000g弱で産まれたのですが、産声も「アハーン、アハーン」ととてもか弱く、おっぱいを飲んでいても力尽きてすぐ寝ちゃうような赤ちゃんでした。だから、おっぱいの方もあまりプレッシャーを感じなかったんじゃないかと(^-^;
2人目長男は2730gで産まれたのですが、とにかく産まれたときからやんちゃな泣き声!「がー!がー!」と泣き叫び、おっぱいを含ませたらガッツリ吸い付く!それが1時間おきにある日も。3人目次男は3550gで産まれ、泣き声はオーソドックスな「おんぎゃー、おんぎゃー」だったのですが、やはり大きく産まれているだけあって、吸い付く力も強い!それだけおっぱいも刺激されて出るようになったのではないかと思います。
お母さんのおっぱいだけが、おっぱいが足りない原因じゃないんですよね。だから、「私のおっぱい、役立たず」と思わずに、気長におっぱいを飲ませてあげましょう(^^)
ベストを尽くして、もし母乳だけにならなくても、混合育児で母乳とミルクのいいとこどりをして赤ちゃんは大きく育つはずです(^^)
私が一人目長女が1歳になるまで、どんな風に混合育児を続けたのかは、こちらに記しています。