東京多摩地区のわが家で、1年前からカタツムリを飼っています。最初2匹だったカタツムリは産卵をして4匹になり、そして今年も卵を産んで、たくさんの赤ちゃんが産まれました。
今日は、カタツムリの飼い方から、わが家のカタツムリの成長までをご紹介します。
- 1年前の6月にカタツムリを飼い始めました
- カタツムリの飼育方法
- カタツムリの産卵(6月)
- カタツムリの赤ちゃん(7月)
- カタツムリの成長(8~10月)
- カタツムリの冬眠(11~3月)
- カタツムリが目を覚ました(3月)
- カタツムリ、2度目の産卵、赤ちゃん誕生(5月)
- まとめ
1年前の6月にカタツムリを飼い始めました
1年前の6月はじめ、虫が大好きな次男4歳と幼稚園から歩いて帰宅中。小雨が降る中ふとコンクリート塀を見ると一匹のカタツムリがいました。
最近、都会ではなかなか見かけることがなかったカタツムリ(あ、東京都下ですが…)。とても珍しくて、次男と一緒に連れて帰りました。
その1週間後、雨上がりの道端、落ち葉が溜まっていた場所に、またまた小さなカタツムリを発見!そのカタツムリも連れて帰りました。
こうして、2匹のカタツムリを小さな虫かごに入れて飼っていました。ちなみに種類は、2匹とも恐らくミスジマイマイです。
カタツムリの飼育方法
カタツムリの飼育は、他の虫たちに比べてもとても簡単です。
環境
フタの付いた入れ物(虫かご)に土を入れて葉っぱや落ち葉を入れます。土は無くても大丈夫ですが、産卵後カタツムリの赤ちゃんを育ててみたいときには入れておきます。
カタツムリは乾燥を嫌うので、一日一回霧吹きで体を濡らしてあげます。でも、たまに忘れてしまっても大丈夫。自然界でもそうですが、乾燥してくると殻にじっとこもっています。
雨の日に、少しの間自然の雨にあてておくと、とても活発に動きだすので、雨の日の観察もなかなか楽しいです♪
エサ
エサは、落ち葉・葉っぱをはじめ、野菜や果物をあげます。例えば、
・きゅうり
・レタス
・キャベツ
・にんじん
・大根
・ほうれん草
・リンゴ
など。結構何でもいけちゃいます。
農薬を取り除いてあげるために、野菜や果物を洗ってあげることが大切です。
普段の料理で取り除いた切れ端で充分なので、エサに関しては本当に楽です(^^)
また、殻を作るためには炭酸カルシウムが必要だそうで。例えば、
・コンクリートブロックのかけら
・卵の殻
などをあげます。コンクリートが雨でぬれると炭酸カルシウムが染み出すそうで、その染み出たコンクリートから炭酸カルシウムを補給しています。
↑こんな感じで飼っていました。
うちのカタツムリたちは、きゅうりが大好き。一晩で皮以外全部ごっそり無くなったこともあります!
そして、良く知られていますが、カタツムリは食べたものの色のうんちをします。きゅうりなら緑。落ち葉なら茶色。にんじんならだいだい色。卵の殻なら白。
カタツムリのうんちの観察は小さい子でもとても楽しめますし、結果が分かりやすいので自由研究にももってこいだと思います!
↑小1だった長男が去年自由研究にしました。(字を書くのがやっとの小1長男にはかなり大変でしたが(^-^;)
そうじ
野菜の切れ端は腐りやすいので、こまめに変えてあげる必要があります。土もたまに変えないと虫が湧いてきてしまいます。
また、カタツムリのうんちが壁にこびりつくので、こちらもこまめに洗ってあげます。
カタツムリの産卵(6月)
さて、カタツムリが2匹になってから約2週間後。6月の下旬のことです。ある朝ふと見ると、土の上に無数の卵!
小さなビーズのような、白くて1~2mmくらいの卵が30個くらいポロポロ落ちていました。
初めて見る小さな卵に家族皆で感動!産卵の瞬間は見られず、どっちが産んだのかは分かりません。そもそも、カタツムリ類は雌雄同体、オスとメスで分かれていません。とても不思議な動物です。
カタツムリの赤ちゃん(7月)
7月の中旬頃、卵の色が茶色っぽくなり始めました。そして、パリパリ割れて小っちゃくて可愛い赤ちゃんがどんどん誕生しました。
殻のサイズは1~2mm。うっかりしていたんですが、普通の虫かごだと赤ちゃんカタツムリは外に脱出します!!
途中で気が付いて、10×10cmくらいのタッパーにコンパスの針で空気穴をたくさんあけて、赤ちゃんたちだけ移して飼うことにしました。
カタツムリの成長(8~10月)
赤ちゃんカタツムリは主にやわらかい葉を食べますが、わが家では主にレタスの柔らかそうな部分をあげていました。殻のサイズは1ヶ月位経った7月下旬には3mmくらいに。うんちのサイズもどんどん大きくなります。
8月の中旬には4mm、8月の下旬には5mmに成長。
冬眠する直前の10月には、親と同じくらいの殻の大きさ<1cm>にまで大きくなりました。
そこまで大きくなれば、虫かごのフタの隙間から脱出しないので、赤ちゃんたちを親のいる虫かごに戻しました。
ちなみに、それまでにたくさんの赤ちゃんが死んでしまい、残ったのは2匹だけです。
そして、産卵したカタツムリの寿命は一般的なカタツムリの寿命(3~4年)よりもかなり短く、産卵後数か月で死んでしまうと言われています。でも、わが家のお母さんカタツムリは長生きのようで、産卵後数か月どころか1年経っても生きています(^^)
カタツムリの冬眠(11~3月)
寒くなってくると、カタツムリたちの動きが途端に鈍くなってきます。エサを新しく変えて、霧吹きをかけてあげても全く食べなかったり動かなかったり。こうなると、冬眠です。
わが家では、主に家の中で飼育していたので恐らく5度以下にはならなかったと思うのですが、それでも冬眠しました。
カタツムリが目を覚ました(3月)
3月中旬になると、突然暖かい日がやってきました。「桜も開花じゃない?」なんて会話が出始めたころ、カタツムリたちが一斉に動き始めました。冬眠中は、虫かごに落ち葉くらいしか入れていなかったので、久しぶりにきゅうりの切れ端を入れる。すると、「待ってました!」という勢いで食べ始めました。
久しぶりにうんちが大量にこびりつき、隔日でおそうじしてあげました。
カタツムリ、2度目の産卵、赤ちゃん誕生(5月)
さて、冬眠から覚めてから普通に日々を過ごしていたカタツムリたち。
5月に入るとやたらおんぶしたりくっつきあったり。
子供達とも
「かわいいね~」
「親子で遊んでるんだね~」
と微笑ましく見ていたのですが、ある日の朝
卵が産まれていました!!(左下のあたり。白い粒々が卵です。)
実は冬眠前から土のメンテナンスが面倒で土無しで飼っていたのですが、土が無くても産んじゃうんですね!!
土が無いと産まないと思っていたのですが…
大急ぎで土を入れたタッパーを用意し、卵と、お母さんと思われるカタツムリを移動しました。
お母さん、さらに産み続けました。
ネットで調べると、土の上で産まれなかった卵はかえらないと書いてあったので、ダメ元で移動したのですが…
産まれる産まれる…
50匹くらいの赤ちゃん!!(見づらいと思いますが、茶色い粒々が赤ちゃんの殻です)
通常、一度の産卵で20~30匹らしいですね。
お母さんが2匹いるのか?!ちょっとわかりませんが、すごい状態になっています。
さて。どうしましょう(^-^;
とりあえず、もうちょっと大きくなるまで観察して。
自然界に戻そうかな。と考えております。
まとめ
1年前に連れてきたわが家のカタツムリ。2匹連れて帰った後、産卵して4匹になり、1年経ってまた産卵して約50匹になりました!
カタツムリのエサは料理で出た野菜くずや卵の殻でよいので、飼育はとても簡単。
うんちの色が食べ物によって変わったり、赤ちゃんを産んだり観察していてもとっても楽しい♪
あまり手をかけずに楽しく虫を飼育してみたい方に、カタツムリはおすすめです♪