「幼稚園で頑張っているから、家ではちょっと甘えさせてあげてください」
これは先日、幼稚園の保護者会でもらった先生からの言葉です。
「年少さん、色々と出来ることが増えてきています。お友だちとぶつかりながらも関わり合いを学んでいます。」というような、二学期の年少さんの成長話が、保護者全員に向けてあり、その最後にあった言葉。
この言葉をいただき、私はハッとしました。
先生、どこの誰のことを言っていますか?
二学期の末っ子は、家での主張がとても激しく大変でした。
例えば、ゲームやテレビ。以前は決められた時間で止めていたのに、ここ数ヶ月毎日「やだー、もっとやる!!」とダメだと分かっているのに主張してきます。
他にも、欲しい色の折り紙が無くて「この色じゃないと嫌だ、作れないー!」だとか、白米を出したら「パンが良かった、パンがいい!」と駄々をこねたり。兄弟ゲンカで自分が悪いようなことも折れずに食い下がったりの繰り返し。
まだ幼稚園年少さんだから仕方がないと思いつつも、毎日あらゆる場面で主張され、食い下がられると、母もイライラして、時には爆発していました。
幼稚園でもこんな感じなんだろうかと、とても不安で。
ところがどっこい。11月末の面談で先生に質問されたんです。
「〇〇くん(息子の名前)、物わかりが良すぎたり、諦めが早くて大丈夫かな?って思っているんです。お家での様子はどうですか?」
と。私は、一体誰のことを話しているのかと。
先生、うちの息子と他のお家の息子を間違えてやいませんか?と疑いました。
でも、間違いなくうちの息子のことらしい。
例えば、お友だちと一等賞を争っていて息子が勝った。でも負けたお友達が泣いてしまったので1等賞を譲ってしまった、とか。
あともうちょっとで絵が完成するところで時間が来てしまい、先生が気を使って「最後まで描いてしまっていいよ」と言っても「時間だからもう、いい」とクールに断ったとか。
先生はそんなお話をしていました。
保護者会で会ったママ友さんにも、「〇〇くん(息子の名前)、お兄さん的存在みたいよ」と言われました。
お友達が牛乳パックで電車を作っていたところ、パックが足りなくなってしまったそう。お友達が泣いていたら、「大丈夫、オレが明日持ってきてやるから」って言ったらしい。
耳を疑ってしまいます。
家では駄々をこねてばかり、「自分で服着れない~」「ご飯食べさせて~」と今まで出来ていたことができなくなって、甘えている末っ子が、兄貴分?!
きっと格好いい理想像があって、そのように振る舞っているんですね。
頑張ってる(^_^)
頑張りすぎかも。
考えてみると、同じことが小学生組にも言えます。
小1の長男なんて、幼稚園のとき絶え間なく喋っている子で。通っていた体操教室で、体操しているときまでずーっと喋っているのを見て驚きました。。そんな子が、授業中ずっと黙っているなんて・・・。
やはり面談のときに「授業中、静かにお話を聞けています。」と言われ、耳を疑いました。
頑張っているに違いない!
たまに「なんかすげーイライラするから、なんか食べていい?」と帰ってくるなり言われたこともあるし(^_^;)
小3の長女もそう。学校で一番仲がいいと思われる友達と電話で話しているのを聞いていたら、めちゃめちゃ気を使ってる。言葉も選びまくってるし、譲歩したり、謝ったり。
私が見ている子どもたちは、家の姿
幼稚園や小学校に通う前は、母である私がいつでもどこでも子どもの隣や近くにいました。
たまに夫や親戚、一時保育に預けることはあっても、ほんの数時間だし、身内であればその様子も何となく分かります。
でも、就園・就学した子どもたちは、母のいないところで毎日長い時間を過ごしているんですよね。
そこには、同い年のお友達がいて、親とはまた違う関係性を持った大人の先生達がいて。
その中で楽しい時間もそうでない時間も過ごしながら、自分がその空間で快適に居られるような振る舞いを無意識のうちに模索して、気を使っているんだと思います。
だから、我が家で見ている子どもの姿と、幼稚園や学校の子どもの姿は違う。
兄弟ケンカの罵り合いがひどいときについ「お友達にもそんなこと言ってるの?!お友達いなくなっちゃうよ!」と怒ったりしますが、それはきっと家だから出てくる罵りの言葉なんですね。
家で私ができること
もうすぐ冬休み。というか、幼稚園はもう冬休みに入ってしまいました。
うるさくなるんだろうなぁ。ワガママもケンカも耐えないんだろうなぁ。
それに加えて、年末年始は大忙しだから、母はイライラしてしまいそう。
でも、出来るだけ楽しくて子どもたちがリラックスできる冬休みにしたい。月並みですが、そうなるよう心掛けたいと思います(^_^)